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セメントの製造工程

セメントの製造工程は、原料工程・焼成工程・仕上出荷工程の3つに分けることができます。

原料工程は、原料の石灰石と粘土類を定められた成分比に調合し、乾燥・粉砕する工程です。本工程では、良質なセメントをつくるための成分調整(調合)がポイントになります。

焼成工程は、原料工程で調合・粉砕された原料をサスペンションプレヒータで予熱後、ロータリーキルンで焼成する工程です。定められた成分比に調合された原料は、焼成という工程を経ることで、水硬性(水と混ぜると固まる性質)を持った鉱物(クリンカ)に生まれ変わります。

仕上出荷工程は、焼成工程でつくられたクリンカに適量の石膏を添加し、粉砕する工程です。この工程を経て皆様ご存知のセメントという製品になります。セメントは品質確認を行った後、トラックや船でお客様のもとへ届けられます。

セメントの製造工程

高炉スラグ微粉末の製造工程

高炉スラグ微粉末は、製鉄所の副産物として発生する高炉スラグを乾燥・粉砕し、製造します。セメントと同様に水硬性があり、高炉セメント用の原料や高強度・高耐久化を目的としたセメント用混和材として広く用いられています。

また、高炉スラグ微粉末を原料に用いた製品は、天然鉱物資源の保護や温室効果ガスの排出抑制につながり、地球環境の保護に貢献する製品として、ますます注目を集めています。

高炉スラグ微粉末の製造工程