当社は、セメントを製造する上で必要な原燃料の代替として、産業廃棄物や副産物・汚染土壌などをリサイクルし、セメント資源化を行なっております。
セメント資源化とは、セメント製造において廃棄物や副産物を原燃料に有効利用する事です。
私は環境営業部営業課の課長として、民間企業や行政などの排出事業者様から、産業廃棄物などの受け入れを行っています。
廃棄物処理法や土壌汚染対策法などの法律のもと、排出事業者様と処分価格や数量などを折衝したり、原燃料への再利用について川崎工場と連携しながら検討を行います。また、工場の近隣住民の方に迷惑がかからないように配慮を行うなど、受け入れまでにはいろいろな観点でしっかりと時間をかけ、重要な業務を担っているという意識で業務にあたっています。

私はデイ・シイの前身である、第一セメントの時代に入社しました。
入社から11年間は川崎工場の製造部の一員として働いていましたので、川崎工場のことやセメントの製造工程などを理解した上で仕事ができています。
また、工場勤務時にいろいろな方々と関りがあったため、何か必要な調整がある場合はスムーズに対応してもらえるなど、社歴をフル活用して仕事ができています。

環境営業部は、取引先の開拓や折衝などを行う営業課が4名、バックオフィス業務や工場での現場管理を行う管理課が3名、計7名で構成されています。実は私は環境営業部に異動してきてまだ2年目なんですが、他のメンバーも他部署からの異動で環境営業部に配属されており、7名という非常にコンパクトなチームでありながらも、お互い助け合いながら仕事を進められていると感じています。
セメント業界では、本社と工場の立地が離れている企業が多いのですが、デイ・シイは4kmほどの距離でとても近いため、人と人との距離感も近く、連携が非常に取りやすいです。
近すぎてしまうと思う方もいるかもしれませんが、私はそこを非常にポジティブに捉えており、同業他社にないデイ・シイの強みだと感じています。

産廃物の排出事業者様や工場など、様々なステークホルダーの方々とコミュニケーションを取りながら仕事を進める必要があり、案件ごとに状況も違うので、どのように取引を進めていくかを状況判断する力が求められます。
ルーティンで仕事が進むわけではなく、一件ずつの仕事をオーダーメイドで進める必要があり、非常に大変ですがやりがいも大きいです。
また、セメント業界全体でカーボンニュートラルが命題となっており、当社としても2050年にはカーボンニュートラルの実現を目指しております。環境営業部としてもその実現に向け一つ一つ課題をクリアし、着実に実績を積み上げられていると感じています。

私はデイ・シイで働く中で、これまで本当にいろいろな経験をさせていただいたのですが、積極的に手をあげれば経験を積むことができるのが非常に魅力だと感じています。
同業他社は大企業が多いですが、当社は転勤もなくエリアは限定されているものの、本人次第でいろいろな挑戦をしたり経験を積むことができる会社です。
また、先輩方はとにかく面倒見が良い方が多いです。
私も若い頃は怒られる事がありましたが、厳しくも優しく教えてくださったお陰で自分自身の成長に繋げられたと思っています。

私の目標は、会社としてのカーボンニュートラルの実現に向けて、自分にできることに尽力していくことです。
また、日頃から仕事に対して常に疑問を持ち、本質的な部分を追求しながら仕事をしていくことを自分のコンセプトにしているので、今後も継続して取り組んでいきたいです。

デイ・シイは、いろいろと経験を積むことができる会社です。
工場の仕事にフォーカスすると、現場仕事に対し少しネガティブなイメージを持っている方も多いと思いますが、様々なことに興味を持って取り組めば、自らチャンスを作っていける環境だと思います。
ジェネラリストというと器用貧乏と思われがちですが、そういった方はむしろ当社で活躍できると思いますし、どんどん挑戦して欲しいですね。